2016年2月4日のカルテ2

2月4日夕方19:00頃。

診断の結果があまりの重病だったため、どうしたら良いかわからなくなってしまいました。
先生も言葉を選びながら説明して下さったので、正直ハッキリとしたことがわからずに困惑しておりました。

結局、ペロの病気は治るのか、治らないのか。
寿命はどのくらいなのか。
抗がん剤治療は行うべきなのか。

動物病院の先生の立場から、下記の様な説明となることも十分に理解できます。

抗がん剤治療は金額的にも高いため、完治することができない病気の猫に対して、
どこまでの治療を行うべきかは、飼い主さんの判断になる事。
また治療を行っても効果が得られない場合もあるし、副作用などの影響で逆に苦しませてしまう事も、命を奪う結果になることも考えられるという事。

しかしながら、まったく知識の無い人間にとってこのジャッジは大変難しく、
お金のことはなんとかなるし、命に代えられないので、信用できる先生の判断で治療をして頂きたいと思うのが本音です。

私の場合は、兄が獣医師だったため、すぐに相談しました。
まず最初の回答はこうでした。

針をさしていたか?

専門的な言葉だったので良くわかりませんでしたが、
レントゲンと血液の検査だけだったので、さしていなかったと思います。
※後から、針をさしていたか?=肺にたまった水(胸水)を抜いて確認したか?という意味であることがわかりました。

先生の診断を疑ったわけでは無いのですが、リンパ腫の発症は通常2~3才の猫に多いため、兄の最初の印象は生後8ヶ月での発症は早すぎる!というものでした。

都内にある兄の病院でもう一度見てくれるという事になり、急いで向かう事に致しました。
出発前に、呼吸を調べるように言われ、1分間あたりの呼吸回数を調べました。
43回でした。一般的な猫の平均値は20~30回との事で呼吸が早めでした。
移動中少しでも様子がおかしくなったら連絡するように言われ、急いで向かいました。

まず同様に、レントゲンをとった後、Echo検査、その後麻酔を打ち、肺に溜まった水(胸水)を摘出しました。胸水を調べた結果によって症状が確定されます。
検査結果は下記の通りです。

X線検査   胸水貯留、心前方に腫瘍
Echo検査   胸水(+)、心前方から側面に腫瘍
胸水検査   リンパ球多数(幼若)

上記の検査から、縦隔型悪性リンパ腫が確定致しました。

抗がん剤治療は、副作用もあり大変だが、このままの状態では、呼吸困難で死に至る可能性もあり、兄としては治療を行うべきとの判断でした。
生きていられる期間出来る限り病状が無く、今まで通りの生活をさせてあげたいという意見で私も同意致しました。

この日の深夜に一回目の抗がん剤治療を行い、帰宅。
副作用がでないか様子を見ることとなりました。

L・アスパラギナーゼ_400ku/kg
ロイニーゼ_1560ku
S.C_1.56ml

2016年2月4日のカルテ1

一回目の診察は、館山のいつも通っている動物病院で行いました。
食欲低下や呼吸困難の症状から、すぐにレントゲンと血液検査を行うことになりました。
まず、レントゲンを見せて頂きました。
横からのレントゲンと下からレントゲンの2枚です。
肺のまわりに白い影があり、心臓はほとんど見えない状態でした。
診断の結果、心臓の周り、左右の肺、胸の部分に大きな腫瘍(リンパ腫)ができているとの事でした。
またこの大きな腫瘍が、呼吸器と食堂を押し上げ圧迫しているため、呼吸困難と食欲低下の症状がでていることがわかりました。

そして、血液検査から、FlV(猫エイズ)とFeLV(猫白血病)の検査をしたところ、
FlV(猫エイズ)_陰性
FeLV(猫白血病)_陽性
の結果がでました。
リンパ腫の発症には、ほとんどの場合FeLV(猫白血病)がかかわっているとの事で、今回の発症もFeLVの影響ということがわかりました。

FeLV(猫白血病)は、恐ろしい伝染病で人間には移らず、猫属にしか感染しません。(唾液感染)一度感染してしまうと猫の体内から消える事は無く、母猫が感染していた場合はほぼ100%の確立で感染するそうです。

ペロの場合は、生後約2ヶ月の頃に母猫とはぐれてしまい、保護した後はほとんど外部の猫と接触をしていないため、おそらく感染経路は母猫と考えられます。

また、先生がペロの首元あたりの肉を引っ張って戻り具合を確認致しました。
戻りが遅い場合は、脱水症状がでているということで、皮膚に点滴治療をして頂きました。
呼吸をしやすくするための薬を投与して頂き、
栄養補給のための餌(a/d)を食べました。
また、ステロイド錠剤を4粒頂き、一日一回与えるようにとの事でした。

この日の治療はここまでで、様子を見る事となりました。
次の診察は2月8日(月)10:00~となっております。

診察料_500円
採血料_500円血液検査(CBC)_1,500円
血液検査(生化学一般)_3,000円
血液検査(生化学1項目)_350円
猫ウィルス検査(FlV・Felv)_4,000円
単純X線検査_4,500円
皮下点滴処置_3,000円
内服薬_80円×4=320円
犬猫用a/d 156g缶_390円

合計_18,060円(税込19,505円)

最初の症状

私が最初の異変に気が付いたのは、2月2日の夜でした。
ペロが咳をしているのが気になりましたが、一時的なものでしたので深刻には思いませんでした。

次の日、2月3日。
ご飯が減っていない事に気が付きました。
ペロの様子を見ると元気の無いように見えます。
いつものように走らず、ゆっくりと歩いています。
トイレには行くのですが、ご飯は食べようとしません。
近くまで餌を持っていったら食べましたが、明らかに様子がおかしい感じでした。
抱っこしようと持ち上げると嫌がり、咳をしました。
いつもは丸くなったり、お腹を出して寝るのに、うつ伏せ状態で動きません。
この日は病院の休館日だったため翌日病院に連れて行くことに致しました。

2月4日
丸一日ほとんどご飯を食べていません。
水も飲んでいません。
呼吸が早く。苦しそうです。
16:00に予約を取り近くの病院へ。
(千葉県館山市)

レントゲン検査、血液検査の結果、リンパ腫とFeLV(猫白血病)と診断されました。

縦隔型悪性リンパ腫の発症

2016年2月4日 飼い猫のペロが縦隔型リンパ腫と診断されました。
生後約8ヶ月という若さです。
悪性リンパ腫の発病には、FeLV(猫白血病)がかかわっていると言われています。
ペロもFeLV(猫白血病)の陽性反応がでました。
もともと野生の猫ですので、おそらく母親から先天的に遺伝していたものと思われます。

現在の医療技術では、この病気を完全に治療することはできないそうです。
治療の方法は2つ

・抗がん剤による化学療法
※症状の緩和、延命、QOL(生きている期間の生活の質)を上げる

・ステロイドのみの治療
※対症療法、主要な症状の軽減

抗がん剤による治療は、症状が飛躍的に回復する事例がありますが一時的なもので、いずれは効力がなくなってくるそうです。
また、薬の副作用が出る事も多く危険も伴います。
どちらの治療を行っていくべきかは、先生と相談しながら、最終的には飼い主が決定しなければなりません。

重度のリンパ腫に発病した猫の平均寿命は、抗がん剤治療を行ったとして約4ヶ月。
2ヶ月の場合もあれば、6ヶ月の場合も1年の場合もあるそうです。
しかし、このまま何の治療も行わなければ、呼吸困難、食欲低下等の症状により、急速に病状が悪化し、死に至る危険性があります。

可愛そうですが、残りの人生を少しでも元気に生きてほしいので、
私は抗がん剤による治療を行うことに致しました。

このブログは、これからのペロの闘病生活とその記録を残しておきたいと思いはじめました。

また、私が一番元気づけられたのは、同じ病気と闘い発病から6年間生きた猫「琴ちゃん」のブログです。琴ちゃんは残念ながら別の病気が原因で亡くなられたようですが、リンパ腫の再発は無く、完治に成功している様子でした。

まだまだ、ペロにも同じような奇跡が起こるかもしれません。
今はペロの生命力を信じて出来る限りの事をしてあげられたらと思います。